なめらかバスチーをより美味しくした、たった一つの「あるもの」とは

 

店頭で販売していた「バスク風チーズケーキ」からアップデートした「なめらかバスチー」ですが、以前のレシピには含まれていなかった、たった一つのあるものを足したことによって素材本来のもつ甘みやコクが引き出されました。今回はその「あるもの」を紹介します。

 

シンプルな素材のみで作られるなめらかバスチーの隠し味

UNI COFFEE ROASTERYの作るなめらかバスチーに使用されている隠し味は「塩」です。ただの塩か、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その塩がなめらかバスチーのシンプルな素材の旨味を引き出すのに必要なものなのです。


調味料は様々な食材との組み合わせで食材本来の持つ味を増強したり、抑えたりすることができます。例えばトマトやスイカに塩をかけると甘みが増したり、コーヒーに砂糖を入れると苦味を抑えることができたり、砂糖にレモンを漬けたりするとほどよい酸味で食べられるようになります。これらの効果のうち、それぞれ違う味を足した際にいずれか一方の味が強くなることを「対比効果」といいます。


なめらかバスチーに塩が入っている理由は、対比効果により添加物や砂糖を入れずに素材本来の甘みを極限まで引き出すためです。もちろん、隠し味としてご紹介しているくらいなので、ただの塩が使われているわけではありません。

 

なめらかバスチーに使われている塩とは

なめらかバスチーには海塩が使われています。当たり前のように思えるかもしれませんが、塩にも実は、海塩・岩塩・湖塩など複数の種類があります。なめらかバスチーでは、海水に含まれるミネラルをなどを豊富に含んだ国産の海塩を使用しています。


この塩は人間が生きていく上で必要な必須ミネラルであり、現代社会において不足しがちなカルシウム、カリウム、マグネシウムなどがかなり多く含有されております。また、海塩には製法にもよりますが、海水に含まれるにがりなどの成分を残したまま精製するものもあり、なめらかバスチーでもそういった海塩を使用しております。

 

たったひとつまみの塩で、味の印象をがらっと変えました

豊富なミネラルを含んだ塩を使い、素材本来の旨味や甘みを極限まで引き出したなめらかバスチーですが、塩を使うか、塩以外の素材の選択肢がないか、答えにたどり着くまでにかなり試行錯誤しました。結果は従来のバスク風チーズケーキと違い、甘みやコクが増し、お客様によりいっそう美味しく召し上がっていただけることになりました。


パティシエの試行錯誤の末にようやく完成したなめらかバスチーは、お陰様で店頭で人気商品になりました。こうして出来上がったわたしたちのバスクチーズケーキをもっと色々な方に手にとっていただきたいという思いから、なめらかバスチーは販売を開始しました。本稿を読んで気になったかたはぜひ本サイトの通販もしくは店頭にてお試しください。