なめらかバスチーが「湯煎焼き」でバスクチーズケーキを焼く理由

チーズケーキにはさまざまな焼き方があるなかで、なぜわたしたちがなめらかバスチーを作る際に「湯煎焼き」にこだわるのか。そこにはパティシエのこだわりと想いが詰まっていました。本稿ではその想いを読者のみなさまにお伝えしたいと思います。

 

パティシエが試行錯誤の末に生み出した至高のバスクチーズケーキ「なめらかバスチー」とは

なめらかバスチーとは、2020年に神奈川県横浜市内でオープンした「UNI COFFEE ROASTERY」で提供していたバスクチーズケーキの製法・レシピを、後に加入したパティシエがアップデートしたバスクチーズケーキの名称です。

 

 

店頭ではお客様から一定の支持があった人気商品でしたが、店頭で提供しているコーヒーとの相性などを考慮してさらに改良を加えた結果生まれたのがなめらかバスチーになります。


このなめらかバスチーは、今までお買い求めいただいていたファンの方たちにも変わらず召し上がっていただきたいという気持ちから、あえて高級であったり希少な食材を使うことなくシンプルな食材のみを使用し、製法にこだわることで価格は据え置きでアップデートを行うことに成功しました。

 

なめらかバスチーを更に美味しくした魔法の「湯煎焼き」製法

なめらかバスチーには「さっくり」「しっとり」「とろり」と異なる3つの食感があります。バスクチーズケーキ本来の特徴を活かしつつ、異なる3つの食感を持たせるためにパティシエが考え抜いた結果、湯煎焼きという製法で焼き上げることによりこれらの3つの食感を同時に味わえるバスクチーズケーキが誕生しました。

 

 

湯煎焼きとは天板やバットにケーキ型をのせて、周りにお湯を張りながらオーブンで焼き上げる製法です。湯煎焼きをすることでお湯にあたっていない表面はさっくり香ばしくベイクドチーズケーキのような焼き上がりになり、お湯に浸かっている部分はしっとりとろとろとしたレアチーズケーキのような食感になります。この異なる食感を一つのチーズケーキの中に封じ込めるための唯一の製法が湯煎焼きだったのです。

 

ひとつのチーズケーキでそれぞれ異なる食感がたのしめる「なめらかバスチー」

前述の通り、なめらかバスチーには「さっくり」「しっとり」「とろり」と異なる3つの食感があります。この3つの食感と湯煎焼き製法によって、今までにないバスクチーズケーキが生まれたとわたしたちは自負しています。

 

 

さらに、なめらかバスチーには特別な食材を使用していないにも関わらずより美味しく感じられるもう一つの魔法が込められています。これについては次回の記事でご紹介しようと思いますので楽しみにお待ち下さい。